COLUMN

2022.10.07

コロナ禍の子ども事情:あなたのお子様は大丈夫ですか?

 

子どもの日常体験は、健やかな未来に向けてとても大切なものですが、コロナ禍による新しい生活様式を強いられてきた今、どのような世界で子ども達は生きているのでしょうか?

コロナ禍を生きる子ども達の実態

 

コロナ禍となり2年半を経た今。この月日のなかで、子ども達は常に適応を求められる特殊な環境で生きていますが、コロナ前後で具体的にどのように生活が変化しているか。その実態について、国立成育医療研究センターの調査では、以下のことを報告しています。

 

●就寝時間が1時間以上遅くなり不規則になった…低学年15%、高学年以上32%
●寝つきが悪くなった…44%
●間食の機会・量が増えた…27%
●運動の機会が減り、1週間で全くしなかった…10%
●スマホ・テレビ・ゲームが増えた…72%

 

上記は初期の調査で明らかになったものですが、新しい生活様式が子ども達の心身や発達に影響を与えていることは感染が流行した当時から懸念されており、年々、ストレスの蓄積による子ども達への影響が深刻化しています。

 

心の声が届いてますか?

 

「なんか疲れている」「体と心が思い通りにならない」「なんでもコロナだから…ばっかりで、自分の行動や気持ちを制限されている気がした。大人は大人で、いろいろ大変なのかなと思って、相談しづらくなってしまった。みんな常に笑っているときも心の中でイライラしている気がした。」

 

これは、国立成育医療研究センターが2021年に実施した第4回調査で明らかになった子ども達のリアルな声です。一見、いつもと変わりなく過ごしていたとしても、見えない心の内ではこれまでと何か違う感覚に大きな戸惑いを感じていたり、SOSを求めていることは少なくありません。

 

こうした子ども達が2022年に行われた第7回調査では、「大人たちに求めること」として、「最後まで静かに話を聞いてほしい」「もっと真剣に聞いてほしい」「嫌がらないで話を聞いてほしい」「話を聞いてと言ったときに必ず聞いてほしい」「キレる喋り方をしてほしくない」「優しくしてほしい」と、明確な声を出しています。

 

ストレスを抱えているのは保護者も同様

 

一方、子ども達だけでなく保護者もメンタルヘルスも見落とせない状況となっています。第5回調査では、深刻な心の状態の恐れがある保護者が15%であり、過半数の保護者が心に負担を抱えていることが明らかになりました。

 

望んでいないのに、我が子を「叩いてしまった」「怒鳴ってしまった」という家庭内の不安定さも露呈されており、子どもを取り巻く環境もケアをしていく必要性が叫ばれています。

 

子どもの安定に一番大切なのは親自身の安定

 

ストレスな環境が長期化しているなかで、こうした子ども達や保護者の心身の安定にキーとなるが自律神経です。ココロとカラダは繋がっており、その調整をしているのが自律神経であるからです。

 

前述の子ども達から発せられた「なんか疲れている」「体と心が思い通りにならない」などの声は、まさに自律神経のバランスが乱れているサインであり、その影響は保護者も同様です。

 

子ども達の安定に一番大事なのは親自身が安定していること。そして、親自身がまず自分の心身の調子を整えていく意識と知識を持つことです。

 

健全な私でいるためのケアを知っていますか?

 

ご機嫌な自分でいること。ご機嫌な自分をつくること。
そんなことは無理だと思っていませんか。

 

一般社団法人体力メンテナンス協会では、自律神経の仕組みに注目した「体力メンテナンス」の実践や知識をお届けしております。誰もが適切に体を動かしていけば、自律神経を調整し、最適な心身状態を作り出していく仕組みを持っています。

 

なんか調子よくない。不安が強くなってきた。子どもの体調やメンタルが心配。こうした時こそ、親子でレッスンに来てください。体の仕組みを専門的に学んでいる体力指導士キッズの特性を心得たインストラクターが、いま必要なケアをお届けしていきます。