協会コラム

職場環境におけるメンタルヘルス対策 身体を動かす新しいアプローチを

労働安全衛生法の一部改正を受け、平成27年12月1日にストレスチェック制度が施行され
現在 従業員50人以上の企業においてストレスチェックが義務付けられています。

ストレスチェック制度は、労働者自身が自分のストレス状態を把握対処し、
仕事内容や職場環境の改善、医師のアドバイスを得るなど
「うつ」など のメンタルヘルス不調を未然に防止するための仕組みです。

 

近年 日本におけるうつ病の生涯有病率は6.3%(およそ16人に1人)と
世界精神保険調査日本調査(WMHJ)により報告されています。

 

それほどうつ病は一般的な病気であり、
更に職場環境におけるメンタルヘルスが注目される背景として、以下のような問題が挙げられます。

 

・被雇用者の自殺者が毎年7,000人を上回っている重大な問題であること
・自殺やうつ病による経済損失は年間で2兆7000億円にも及ぶとされ非常に大きいこと
・従業員のメンタルヘルスの問題と生産性の低下や重大事故などマイナスのパフォーマンスの関係を
大きく考える企業が多いこと

 

このようなことから、
官公庁でも企業においてもメンタルヘルスの問題は重要な問題として認識されています。

 

 

職場環境において実施されているアプローチ

 

では、ストレスチェック制度の導入や企業のメンタルヘルスへの意識向上により、
現在 どのような対策が行われているのでしょうか?

 

・カウンセリングや外部の従業員支援プログラムの導入など 社内体制の整備
・メンタルヘルスに関する知識の啓蒙
・ストレスチェックの実施
・診断分析結果をもとに、個人と会社向けに改善策を提案実施
・希望する従業員へのカウンセリング提供

 

このような対策が現在 企業において実施されています。

当然ですが問題を把握しただけでは、問題の解決にはなりません。
職場におけるメンタルヘルスの向上へ取り組むには、対策の導入が必要不可欠となります。

 

 

メンタルヘルスと運動習慣

問題を把握し、対策が取られるようになった昨今
今 行われている対策は職場のメンタルヘルス向上に向け、重要な対策なのは間違いありません。

今回のコラムでは、それら現状の対策に加え体力指導士として、
もう一つ新しい切り口の対策も提案させて頂きたいと思います。

それが「運動」を取り入れたカラダからのアプローチです。

 

 

うつ病や抑うつ状態を引き起こす理由は様々なものがありますが、
運動習慣が失われることも原因の一つと言われています。

 

ハーバード大学 同窓生の追跡研究では、
日常生活において身体活動の多い人やスポーツをする人は、
うつ病の罹患が20〜30%低いと報告されています。

 

また、カリフォルニア州のある地域の住民調査では、
身体活動量の変化に注目し、
男女関わらず身体活動が活発になった人はうつ症状が減り、
不活発になった人は抑うつ状態になりやすい。ということが示されています。

 

つまり、日常的に身体を活発に動かしている人、また運動習慣がある人は、
うつ病にかかりにくく うつ病症状の緩和にも繋がっているということです。

 

 

また運動はうつ病の予防緩和だけではなく、
治療としても取り入れられるようになっています。

 

復職や社会復帰のために行われるデイケアにおいて、
うつ病の回復期に定番プログラムとして体操・ウォーキングが行われています。

 

 

有酸素運動によるうつ病 予防改善効果

有酸素運動がうつ病や不安気分の改善に有効という報告が、様々な研究結果でも発表されるようになりました。
それでは具体的にどんな効果が見込まれるのでしょうか?

 

・衰えた体力を回復
・生活リズムを整える
・運動の継続により達成体験や自己効力感を高める
・技術的な向上による成功体験
・自信をつけたり、困難に立ち向かう気力の向上
・仲間作り
・社会的交流

 

このように有酸素運動による効果は、身体面だけではなく精神面にも及びます。

また、有酸素運動の特徴として強度や時間をコントロールしやすく、
運動を実施しやすいという点でもうつ病の予防改善に取り入れやすいのです。

 

ただし注意しなければならない点もあります。
うつ病の程度によっては、頭の働きや動作が緩慢になるなど、エネルギーが著しく低下している状態の場合もあります。
抑うつ気分や興味・喜びの減退など精神運動性制止の症状のある人が運動を行うことは難しく、
重度のうつ病の場合はお勧めできません。

 

 

体力メンテナンス協会が提案する職場環境におけるメンタルヘルス

 

一般社団法人体力メンテナンス協会では、
バランスボールを用いた有酸素運動を推奨しています。

バランスボールに座って弾む有酸素運動は、リハビリから始まったエクササイズなので、
男性女性問わず、運動が苦手な人や運動習慣がない人にも気軽にチャレンジしていただけます。

そして程よいおしゃべりができるほどの強度のバランスボールエクササイズによる有酸素運動は、
身体を動かし修復するエネルギー物質ATPを効率よく生産し、
そのエネルギー物質ATPを生成配給するミトコンドリアを増加させることもできます。

つまりバランスボールに座り弾むだけで、身体を動かしたり病気を予防する体力作りが行え、
うつ病の予防改善はもちろんですが、生活習慣病予防や集中力や行動力のアップ つまり仕事の能率向上も見込めます。

 

自主的に余暇として取り入れるのはもちろんのこと、
福利厚生として企業が体制的に取り入れることにより、
行き届いたメンタルヘルス向上対策が実現できるようになります。

 

バランスボールエクササイズによる有酸素運動をメンタルヘルス対策として
福利厚生として体制的に取り入れ企業力向上してみませんか?

 

体力メンテナンス協会が提案するメンタルヘルス対策
それぞれの企業様に合わせた導入方法をご相談応じさせて頂きます。

身体からのメンタルヘルス対策
ぜひご相談ください!