COLUMN

2019.07.31

男前「産後ケア」vol.2 名コーチに!

男前産後ケア 前回のvol.1 敏腕マネージャー編はいかがでしたか?

 

産後 奥さんをサポートしたいんだけど一体どうしたら・・・?
という男性にとって
一つずつ 知っていただく機会になれば幸いです。

 

何をしたらいいのか具体的に知ることで
行動しやすくなるのではないでしょうか?

 

さて 今回は”男前産後ケア”続編をお届けさせて頂きます!
敏腕マネージャーの次に目指すのは”名コーチ”!

 

高校野球で例年優勝チームに欠かせない
伝説のコーチのようなイメージで
ぜひ選手(産後女性)の気持ちを後押しし
ナイスチーム(理想の家族)へ導きましょう!

 

 

 

まず選手の気持ちを理解するところから

 

イメージしてみてください。

 

転勤して単身赴任
知ってる人がいない一人もいない新しい土地
新しい家で 新しい住環境

新しい部署で 仕事内容も右も左もわからない
勤務体系も時間も変わる中

最近 体調不良で体のあちこちが痛い・・・
更に隣の部屋から漏れる物音に
連日何度も起こされる ゆっくり眠れない・・・

そんな日々が3ヶ月も6ヶ月も続く日々
むしろいつまで続くかわからない

 

こんな状況になったら
カラダやココロはどうなるでしょうか?

 

カラダも疲労感が取れずだるさや倦怠感でいっぱい
キモチもいっぱいいっぱい。
何かを楽しもう!なんて気分にとてもなれない・・・

そんな状態になりませんか?

 

実は
産後女性のカラダとココロは
正にこんな状態なんです。

 

名コーチはまず選手の気持ちを知ることが
大切で欠かせない第一歩です。

女性に変わって出産するなんて到底できませんしし
育児を全面的に引き受けることも難しいこともあるでしょう。

 

ただ、パートナーがどういう心身状況なのか
知ろうとすることはできると思います。

 

例え些細だとしても
その一歩を進んでくれることは
産後女性にとって大きな喜びになります。

 

 

 

男前産後ケアの第一歩!

 

さあ!
産後女性の気持ちがイメージできたところで
ではどうしましょうか?

 

産後女性に対して
大変そうだからとりあえず機嫌をとろうかな。
とりあえずケーキでも買って帰ろうかな。

 

美味しいものを食べに行ったり お土産をもらったり・・・
それももちろんリフレッシュになりますが
嬉しい反面 慣れない赤ちゃんとのお出かけは産後女性にとって緊張感高いもの。

 

体力の追いつかない産後女性なら尚更
今まで何でもなかったことが大冒険のように感じられることもあるんです。

 

また そんなパートナーの対応について
何か核心を付いてない違和感を感じる産後女性も多いです。
そこじゃないんだよー!ってね。

 

もっとシンプルで簡単なことから始めてみませんか?

 

シンプルで簡単なこと。
それは「声をかける」こと

 

 

具体的な声の掛け方

先ほどの単身赴任のイメージを例に
久しぶりに会ったパートナーにどう声をかけられたら嬉しいでしょうか?

 

質問1:「最近 仕事どう?」

質問2:「最近 体調とかどう?」

 

質問から受ける印象の違いは感じますか?

 

質問1から感じる印象は
まずは仕事の様子が大事。自分の体や気持ちなどは後手に回ってるよう。
むしろ受け取り方にとっては、しっかり働いているかどうか確認されてる気分さえする。

 

それに対し
質問2から感じる印象は
自分の体や心に気を配り自分のことを大切に想ってもらってる感覚が伝わり
嬉しく心温まりませんか?

 

 

実は 帰宅したパートナーから
ただいま〜!の次に続く言葉が子どものことだった場合
産後女性はこの違和感を感じています。

 

ちゃんと子どものお世話してるか?
お前は子どもの責任者だろ?って
チェックされてるような印象さえ感じてしまうんです。

 

産後女性は仕事で忙しく疲れているパートナーに
できるだけ負担をかけないようにと配慮するあまり
自分の気持ちなどを伝えることさえ躊躇 遠慮し
一人で抱え込んでいることがあります。

 

ぜひ帰宅したらまずは
パートナーのカラダとココロの様子を問いかける質問を。

 

ポロポロと話しながら気持ちが整理できることもあります。
ただそれだけでココロが晴れることもあります。
産後女性の話にぜひ耳を傾けてみてください。

 

 

この時の【名コーチポイント】
こうしたらいい!など 解決方法の提案は不要です。

 

産後女性の心理はただ聞いて欲しいだけ。
まずは話すことで思考が整理できるので、
気持ちをリフレッシュし家事や育児へ向かうパワーも愛情もまた溢れてきます。

 

つい解決方法を提案したくなるでしょうが、
まずは解決方法は置いておきましょう。

 

 

 

今回の男前産後ケア いかがでしたでしょうか?

ぜひ名コーチとなって家族を心地よい居場所へ
パートナーと共に向き合ってみてくださいね。

 

 

一般社団法人体力メンテナンス協会 認定講師のお届けする「産後ケア」では
産後女性自身に自分のココロの棚卸ししていただく脳内メンテナンスワークも取り入れお伝えしています。

ワークを通しすっきりした笑顔でクラスを後にする産後女性も続出です。
ぜひお近くのクラスへお越しください!

 

 

 

お近くのレッスン情報はこちらよりご確認ください。
http://www.pca-tairyoku.or.jp/lesson/lesson_cat/total/