COLUMN

2020.11.18

ただ楽しいだけではない!音楽に合わせてバランスボールで弾めば、心も、体も、脳だって、元気いっぱいハツラツに!

 

バランスボールに座って、音楽とともにポンポンと弾む。このバランスボールを用いたエクササイズは、たとえ初めての方であっても、弾めば弾むほど、深まる呼吸とともに気分も上がり、自然と笑顔が溢れ出すエクササイズです。

 

さらにダンスの要素を取り入れ、より複雑な手足の動きを取り入れていくと、神経系への刺激も高まり、その結果、脳が活性化し、より気持ちも明るくなっていきます。こうした手足の動きも組み合わせて、複数の動きを同時に行う運動法を「コーディネーション・エクササイズ」と言い、筋力や柔軟性はもちろん、バランス感覚や調整力など、様々な身体能力も養っていくことができると言われています。

 

日本では、この「コーディネーション・エクササイズ」が小児期の運動能力や知能の発達を促す効果があるとされ、以前より注目されてきましたが、最近では高齢者にとっても有用と考えられるようになっています。

 

中でも興味深いことは、「コーディネーション・エクササイズの代表とも言われるダンスをプログラムに加えた集団では、記憶や学習などを司る脳の海馬領域が増加した」という結果です。とくに行動面で大きな改善がみられ、「脳のアンチエイジング効果」が高いことも指摘されています。

 

また、最近では、筑波大学の紙上准教授らの研究グループにおいて、「どのような運動が認知機能を改善させるのか」について明らかにされました。その結果、運動が認知機能に与えるポジティブな効果は「年齢」や「運動の種類」にかかわらず認められており、また習慣的な運動は認知機能を改善させ、その効果は「有酸素トレーニング」や「筋力トレーニング」よりも、「コーディネーショントレーニング」で大きいことが明らかにされました。

 

弊協会が推奨しているバランスボールエクササイズ。この音楽に合わせて手足を動かしていく一連の動きは、「有酸素運動」や「筋トレ」としての効果はもちろん、まさに「コーディネーション・エクササイズ」の要素も含まれており、より身体や認知機能の向上を期待できるプログラムになっています。バランスボールで弾むと、「すっきりする」「元気になる」「やる気がわいてくる」といった心地よい自覚は、体力とともに、効果的に脳活性が促された証拠なのかもしれません。

 

みんなで踊れば効果も倍増!バランスボールダンスで元気いっぱいのあなたに。

 

以前のコラムにて、弊協会のオリジナルソングに合わせた「バランスボールダンス」を紹介している記事があります。

 

バランスボールの有酸素運動をもっと楽しむ方法ーバランスボールダンス

 

ご興味ある方はぜひこちらの記事もご覧になって、様々なバランスボールダンスにチャレンジしてみてください!楽しいのはもちろん、夢中になって踊った後には、心身共に素晴らしい効果を得ているはずです。

 

ぜひこの冬はバランスボールダンスを楽しみ、体力をつけ、体の内側からイキイキと、より健やかなあなたに出会っていただきたいと願っております。

 

参考資料:http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/200401kamijo-1.pdf