COLUMN

2021.01.17

バランスボールと心の健康:朝10分のエクササイズから始まる元気な私!

 

2021年が始まりました。

新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によって、生活や仕事など様々な場面で私たちの行動や価値観が大きく変容した昨年。年が明け、感染者数が加速度的に増加しており、感染拡大の歯止めがかかっていない中、どう自分や大切な人の健康や生活を守っていくか、それぞれが向き合っているのではないでしょうか。

 

「人には肉体を整えることで、自動的に意識や心すら整っていく素晴らしい機能があります。科学的にも裏付けされているように、身体をはずませることで、その機能が目覚めていきます。もちろん、ウイルスをはじめとした目に見えないものに負けない免疫力の高い肉体をつくる体力も必要ですが、その変化に対応できるあたらしい思考や精神力や行動力を持つための“体力”が必要となってきます。体力メンテナンス協会の提示する体力とは、まさにこの“体力”のことを言います。」

 

これは新年の挨拶にて弊協会代表理事が発信した言葉ですが、改めて今、私たちが求めているのはこの体力です。たとえいかなる状況であっても対応できる「真の体力」こそ、これからの生き方に不可欠なものではないでしょうか。

 

他力本願ではなく、自ら自分の体を動かしていくこと。ボールに座り、体を弾ませ、息を弾ませる。このバランスボールによる有酸素運動によって、私たちは誰にでもある素晴らしい機能を目覚めさせ、自分の力で、心と身体の健康を作り出していくことができるのです。

 

10分間のエクササイズで抑うつ気分を改善

 

皆さんの家にバランスボールはありますか?

 

バランスボールは、全身のストレッチや筋力増強、バランス能力の向上などに効果的な運動器具です。もともとはリハビリに用に開発されたツールであり、ダイエットや姿勢改善などの健康や美容の場面以外に、オフィス内でも使用されるなど、今では幅広い分野で活用されるようになっています。

 

さらにここで注目したいことは、このバランスボールは体への効果が期待できるだけでなく、心の健康にも貢献することができるという点です。

 

実際に、ある大学の学生40名を対象とした実験では、10分間のバランスボールエクササイズを1か月間行ったグループは、同じ時間に何も行わず安静に座っていたグループに比べて、抑うつ気分が低くなることが確認されており、抑うつ状態の改善や副交感神経活動を高める効果が期待できことが報告されています。

 

コロナ禍で思うように体を動かせない今、なんとなく体が重だるい、ぐっすり眠れない、心がすっきりしない、うつうつとしてしまう。こうした自分の内側からの警告に気が付いている人は少なくはないはずです。普段の活動量が低下することによって、人は自ら体力を作り出す機能を弱め、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。

 

目覚めとともにバランスボールに座ってみませんか!

 

朝10分、バランスボールに座って弾む。この10分の有酸素運動が軽やかな肉体と精神をつくり、脳を活性化させ、心地よい1日の始まりを作り出していきます。これが弊協会が日頃からお伝えしている「体力メンテナンス」です。目覚めとともにパジャマでも弾める手軽さ。弾めば自然と笑顔になってしまう楽しさ。これがバランスボールエクササイズの魅力です。

 

あなた自身の心と身体を弾ませる“体力メンテナンス”を始めてみませんか?

 

参考文献:file:///C:/Users/user/Downloads/41-3.pdf