COLUMN

2022.08.05

有酸素運動を味方に、血管から若々しく健康に!

 

人は血管とともに老いる。これは米国の内科医ウイリアム・オスラー博士の有名な言葉ですが、血管が老化し、動脈硬化を引き起こすと、様々な病気を招きます。今日は健康長寿のキーにもなっている「血管」に注目した内容です。

 

あなたの血管は老いてませんか?

 

まずは血管が老いる生活を送っていないか、日頃の生活習慣をチェックしてみましょう。

□運動はあまりしない

□お腹いっぱいまで食べることが多い

□野菜をあまり食べない

□濃い味付けのものが多い

□肉や揚げ物が多い

□毎日お酒を飲んでいる

□ストレスが多い

□睡眠不足が続いている

□喫煙している

 

いかがでしょうか?該当項目が多ければ多いほど、血管に負担がかかり、血管年齢が高くなっていると考えられます。

 

なぜ血管が大切か?

 

血管の大事な働きは、血液をスムーズに流し、全身に酸素と影響を巡らせること。若い血管はしなやかで柔らかいですが、老化が進行していくと弾力を失って硬くなっていきます。そうなると、血流がわるくなって動脈硬化が進み、その結果、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高くなってしまいます。

 

そして何よりも怖いこととのひとつが、動脈硬化は血管が本来の25%から10%未満にならないと症状が出ず、その進行に全く気づかないという点です。これが「サイレントキラー」と言われる所以でもありますが、何かひとつでも症状が出たときには動脈硬化がかなり進んだ状態というサインでもあります。

 

血管を健康に保つには?

 

50年以上前、高血圧は低栄養や食塩による影響が大きく締めており、血管がもろくなって生じる脳出血が多かったのですが、現在は高栄養による動脈硬化によって血管が詰まる脳梗塞が多くなっていることが指摘されています。

 

動脈硬化の三大危険因子は、「タバコ」「悪玉コレステロール」「メタボ」であり、大切なのは日頃から生活習慣を見直し、改善していくこと。食生活に気を付け、適度な運動習慣をつくり、肥満を予防・解消する。これが何よりの予防策となります。特に、強い血管を作っていくためには、息が切れず緩やかに継続できる「有酸素運動」が有効です。

 

運動は毎日の積み重ねが大事!

 

研究結果によれば、「有酸素運動」によって動脈硬化の抑制効果が最大になるのは、「週に4~5回、30~60分程度行った場合」だと言われています。運動習慣がない方にとっては、最初からこの頻度で行うことはハードかもしれませんが、大切なのは5分でも10分でも良いので、まず行動を起こしていくことです。

 

運動が苦手。一歩を踏み出すことが難しい。

もしそう感じているなら、まずはバランスボールから始めてみませんか?

 

バランスボールの良さは、いつでもどこでも出来る簡便さと、運動習慣がない方にとっても関節に負担が少なくできる安全性の高さです。ボールに座って、ポンポンと弾むだけで、有酸素運動ができる。この楽しさと快適さは、一度経験してみれば、誰もが実感できると思います。

 

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