スポーツの秋到来！ミトコンドリアを増やし、代謝のいい体づくりを！

40歳を過ぎたら体重が一気に増えた。食べていないのに太る。休んでいても疲れが取れない。こんな悩みを抱えていませんか？

今日はこうした声に深く関係している「代謝」に注目した内容です。

「代謝」とは何か？

普段から「代謝が落ちた」と言うことがあるかと思いますが、「代謝」とは簡単な言葉で言うならば、「体の中で行われる化学反応のこと」を言います。

私たちの人体は膨大な数の細胞からできていますが、これらの細胞が日々生まれ変わることで、私たちは健やかな肉体を維持し、日々元気に活動することができているのです。

そして、この代謝をうまく働かせていく上で非常に重要となるのが「ミトコンドリア」の存在です。

「代謝」のキーは、質の良いミトコンドリア！

「ミトコンドリア」という名前は、中学の生物の授業で聞いたことがあるのではないしょうか？

「ミトコンドリア」とは、細胞の中にある小器官の一つ。酸素を用いて糖や脂肪を分解し、筋肉や臓器など私たちの生命活動の基となるATPというエネルギー物質の生成をしている非常に重要な小器官であり、たとえて言うならば、ミトコンドリアは体内の“発電所”であり、ATPがその発電所で生成される”電気”のような存在です。

普段からこのミトコンドリアの数が多く元気に働ていることで、私たちはATPをたくさん作り出すことができます。その結果、代謝が活発となり、脂肪がしっかり燃焼され、太りにくい身体を作り出すことができるのです。

実はメタボもミトコンドリアが関係していた！

昨今では、メタボリックシンドロームという言葉も定着し、メタボ予防やその対策が積極的に展開されていますが、そもそもメタボリックとは英語で「代謝の」という意味があります。世間では「メタボ＝肥満」という印象が強くなっていますが、本来は「エネルギー代謝が乱れた状態」を意味しています。

メタボの予防・改善には、「適切な運動」と「適量の食事」が重要であることは周知のとおりですが、なぜ大事なのか？この重要性については、ミトコンドリアの働きを知れば、より明快になっていくことでしょう。

「ミトコンドリア」が元気に働く仕組み

ミトコンドリアの興味深い特性のひとつに、「体に必要な数だけ作られる」という仕組みがあります。普段から体を動かし、積極的に運動している人は、それに応じたATPを作りだすことができるよう、体内にも沢山のミトコンドリアが存在します。しかし、運動不足で活動量が減った生活が続くと、体はそれほどATPが必要ではないと知覚し、ミトコンドリアの数を減らしていくため、結果、代謝の低い肉体になってしまいます。

さらに、このミトコンドリアは放置していれば男女ともに40代前半から数が減り、それに伴って機能も低下していきます。すると、体を動かすだけでなく、修復するのにもエネルギーを要すため、その日の疲労を十分に癒すことができず、なんだか常に重だるさを感じてしまうような疲れやすい体になってしまいます。

ミトコンドリア増やし、代謝の良い、元気あふれる身体を！

ここまでの話を読んでいただければ、40代を過ぎてから太りやすくなったのはなぜか、常に疲れが残ってしまうのはなぜか、その原因が理解できたのではないでしょうか？

細胞内のミトコンドリアが少なくなると、一つ一つのミトコンドリアに対する負担も大きくなり、こうした状態が体の錆びつきとなる「活性酸素」の発生も増やしてしまいます。これが肥満だけでなく、老化や病気の原因にもなってしまうのです。

ミトコンドリアの活性には先に触れたように、「息が弾む程度の運動を継続していくこと」と共に、「お腹がすいたなと感じる時間を作り、食べ過ぎに注意した腹八分目の食事をしていくこと」がポイントです。

気持ちよく体を動かして、適量のお食事をおいしくいただき、ストレスを適度に発散させながら、心地よく日々を生きる。これが、細胞内のミトコンドリアを活性化し、ハツラツBODYで、元気な毎日を過ごしていく秘訣です。

この秋は一緒に体を動かして、体の内側から元気になろう！

一般社団法人体力メンテナンス協会では、兼ねてから「ミトコンドリア」の働きに着目した「体力つくり」を通して、健康増進の活動を行ってきています。

ミトコンドリアを効率よく増やすには「息が一弾む程度の運動」が重要であり、この適切な運動を、いかなる世代の方も安心して行えるバランスボールを用いて実践しています。

リハビリから作られたバランスボールであれば、運動が苦手な方も、足腰に不安がある方も、お子様から高齢者の皆様まで、関節に負担なく安全・安心に行うことが出来ます。

いよいよスポーツの秋が始まります。ご興味ある方はぜひ一緒に弾みましょう！そして、心も弾ませていきましょう！！