COLUMN

2023.02.10

健康長寿と体力メンテナンス:健やかな毎日は動くことから始まります!

 

 

普段、何歩くらい歩いているか?自身の1日の活動量をご存知ですか?

 

コロナ禍で生活様式が変化して以来、「平日はほとんど歩いていない」「外に一歩も出ない日もある」という声を聞くことも決して珍しくないですが、「歩かない生活」や「同一姿勢が続く生活」が私たちの心身にどう影響を及ぼすのか?今回はここに焦点を当てた内容です。

 

歩く動物として進化した私たちに必要なもの

 

在宅勤務による活動量の低下。連日のオンライン会議やリモートワークによる眼精疲労や肩凝り・腰痛、運動不足による体重増加や筋力低下。様々な不調や変化を感じている方が多くなっていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか?

 

人は本来、動く動物として進化していた生き物であり、動かない生活様式が当たり前になっていくと、私たちの心と体にはじわじわと悪影響が生じてきます。その具体的なものとしては、下肢のむくみ・冷え・肩こり・腰痛・サルコペニア・肥満・メタボリックシンドローム・不眠など、実に様々なものがあります。

 

不活発な生活が続くと、わずか2週間でも筋肉減少が起こり、それを元の状態に戻すには3倍以上の時間が必要だと言われています。コロナ禍による生活様式の変化から3年が経過している今、皆さんの肉体、筋力にはこうした変化が起きているかもしれないこと、その自覚はあるでしょか?

 

どのくらい歩けばいいのですか?

 

健康長寿に向けて、どのくらいの活動量が必要であるのか?

 

以前から、こうした研究は活発でありますが、15年以上のデータを積み重ねてきた中之条研究では、健康寿命の延伸には、「1年の1日平均歩数が8000歩以上で、そのうち、その人にとっての中強度活動(速歩など)時間が20分以上含まれていること」が期待されています。

 

さらに、こうした中強度の運動を2か月続けると、体内で眠っている長寿遺伝子が活性化し、老化を抑制するという結果が海外の研究で証明されています。もし今、これまで体を動かしてこなかった人であるならば、急に沢山歩くと体への負担が過度になってしまうため、まずは現状よりも1日1000歩増やすことが推奨されています。

 

効果を高めるために大切なことは毎日の継続!

 

何事も効果を期待するには、継続が何よりも重要となります。ある程度の活動量を維持していくには、日常のウォーキングが一番お手軽かと思いますが、連日、多くの会議をこなしているビジネスマンや、介護や育児で忙しい方にとっては、悠々と散歩に出かける時間を確保することさえ困難なこともあるかと思います。

 

こうした外出時間を確保することが難しい方にお勧めしたいのが、バランスボールを用いた有酸素運動です。

 

バランスボールであれば、いかなる時でも、ボールに座って弾んでいけば、程よい有酸素運動となります。さらに、ポンポンと弾んでいくことで、凝り固まった筋肉を緩める効果もあり、緊張感の高い生活をしている人にはリラックス効果や脳疲労の解消も期待できます。

 

パジャマでも、雨の日でも、どんな状態・環境でもできる。これがバランスボールの魅力のひとつであり、なかなか外出ができない人でも屋内で程よいエクササイズを可能にし、習慣化していくことができます。

 

動くことから始まる「新しい私」で充実した毎日を!

 

幸福感に包まれた目覚めで1日が始まる。日中は仕事に集中し、高いパフォーマンスを発揮できる。そして夜は程よい疲労感とともに眠りにつける。こんな生活があたり前になっていますか?

 

バランスボールで弾む習慣は、程よく姿勢呼吸を整え、血流を促し、気分を晴れやかにしていきます。この1日の習慣が、体の内側から漲るエネルギーを作りだし、心と体を蘇らせ、活力ある毎日を作りだしていきます。

 

運動不足は喫煙よりも体に悪いという研究結果もあります。動くことは、私たちが生物として生きていく上で不可欠な行為であり、動くことは生きることそのものでもあります。運動不足は仕方ない、ではないのです。

 

自分の身体や生き方は、変えたいと思った時から変えていくことができます。まずは一歩、踏み出してみてください。ボールに座って、ひと弾みしてみてください。ここから、始まります。「新しい私」に出会いたい方はレッスンでお待ちしています!