COLUMN
2023.11.12
自律神経と体力メンテナンス②:ぜひ体感しよう!今日と明日の元気をつくる自律神経の仕組み
前回もお伝えした自律神経と体力メンテナンス。
今回も引き続き、自律神経に関する内容をお伝えします!
現代人に多くなっている自律神経の乱れ
前回もお伝えしましたが、現代人に多くなっている自律神経の乱れとは、「交感神経が優位になりすぎ、副交感神経の機能が低下している」という傾向です。
これは多くの人が何かと神経を使い、常に脳を酷使している日常が影響しているのですが、こうした緊張感ある生活や心境が自律神経の乱れを引き起こすということ。まずは、こうした仕組みを知っているということが心身の健康管理に役立つことを強調してお伝えしたいのです。
そして、具体的には…
休んでも疲れが取れない
常に体が重だるい
頭痛や肩こりなど 体に痛みを感じる
胃腸の調子が悪い
このような状況を自覚した時に、「体力が不足してるかな?」「自律神経が乱れてるかな?」と、体の声を聴く習慣が持てるようになってほしいのです。
なぜ、交感神経がずっと優位であることが怖いのか?
心と体の繋がりについては、このコラム内でも何度もお伝えしていますが、交感神経が優位な状態がずっと続き、体がずーっと頑張りすぎていることが、なぜ見逃せないかと言えば、それは突如、自律神経を調整しているネジが壊れ、交感神経が優位な状態から副交感神経が優位な状態へと急変し、心身のバランスが大きく乱れ 崩れてしまうということがあるからです。
こうして副交感神経しか優位に機能しなくなると、今度は「頑張りたいのに頑張れない」「動きたいのに動けない」「全く意欲や気力が湧かない」といった無気力の状態になってしまいます。
そしてこの状態の深刻化、これがいわゆる鬱の始まりとなってしまうわけです。
もっと自分の自律神経に敏感になろう!
現代人に多い心の不調。鬱病や無気力の方が増え、自殺やニートの増加といった問題がますます深刻化していますし、たとえここまで深刻化してなくても、プチ鬱のように心がいつも元気なく、悶々と鬱々と過ごしている人は決して珍しくはありません。
この背景のひとつに、自律神経の乱れがあげられ、もっともっとその根本の原因を指摘するのであれは、それは体を動かし整えるための「エネルギー不足〈体力不足〉」が背景にあるということ。
自律神経をはじめ、私たちの細胞ひとつひとつがきちんと機能していくためには、細胞内のミトコンドリアで「ATPというエネルギー物質」をしっかり生産することが不可欠で、質の良いエネルギーをしっかりと作りだせてこそ、私たちの体は、神経系・循環器系・呼吸器系・消化器系 など…私たち個体を形成しているあらゆる器官・組織・細胞が正常に働き、結果、心と体を元気に保つことができるのです。
体力メンテナンスを通して伝え続けていきたいこと
前回から2回にわたって、自律神経について書いてきましたが、エネルギーに満ちた体をつくり、自律神経の乱れを防いでいくことが、いかに私たちの健康に重要であるか。
自律神経を整えるという視点から、体の不調だけでなく、心の不調も未然に解決できること。こうした知識をみなさんにはぜひ知ってほしいですし、その有効な方法の一つとして体力メンテナンスが貢献できることを体力メンテナンス協会ではお伝えし続けています。
実際に、バランスボールを用いた有酸素運動を通して、心と体の健康を取り戻した方は沢山います。
まず、体験してみて下さい。10分だけでも体験することで、元気が湧いてくることを実感できると思います。これは、まぎれもなく、貴方の体が作り出したエネルギーを体感した証です。誰もが心地いいと言い、誰もが自然と笑顔になるバランスボールエクササイズ。気負いなく、参加していただけたらと願っております。