COLUMN
2023.12.03
認知機能と体力メンテナンス:「心の老化=脳の萎縮」が始まっていませんか?
12月になりました!
2023年ラストの月となりましたが、体力・気力に溢れた1年でしたか?
今回は、「体力メンテナンス」で得られる効果の一つでもある「脳活性」に関する内容です。
定期的な運動を実践していますか?
「脳を鍛えるには運動しかない」という本が以前に話題を呼びましたが、その本の著者であるジョン博士は、「運動すると、脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が脳の中でさかんに分泌される」と報告しており、脳活性を促す運動の効果を明らかにしています。
一方、ボストン大学では、「40歳の時点で運動能力が低下していた人は、20年後に脳が早く萎縮している」という研究結果を示し、ウォーキングやエアロといった有酸素運動を大いに奨励しています。
こうした研究からも「中年期からの運動」は注目されており、脳の萎縮や認知機能の低下防止という点においても改めて重要視されています。
2回目の成人式を迎える40歳に向き合うべきこと!
アルツハイマーの原因とされる「アミロイドβの蓄積」が40代から徐々に始まっていくことはご存知の人も多いと思いますが、身体のエネルギーを作りだす「ミトコンドリアの減少」も実は40代から急激に進んでいきます。
特にミトコンドリアは筋肉や神経細胞にたくさん存在し、代謝や神経伝達に重要な働きをしており、昨今の研究ではミトコンドリアの減少によるエネルギー不足が認知症を招く一因だとも言われています。
40歳を過ぎ、メタボや物忘れなど、自分の身体が気になりだし、「そろそろ健康にも気を付けなくては〜」「もう少し動かないとな〜」と思い始める方が周りでも多くなるかと思いますが、2回目の成人式にあたる40歳というライフステージは、健康を見つめ直すという点においても極めて大事な節目なのです。
あなたのシニアライフは充実していますか?
人生100年となった今、私達は高齢期と言われる65歳から約30年の月日を過ごします。
ずっと元気でいたいなら、少なくとも40代から真剣に自身の健康に向き合うことが必須です。特に今、「なにかとやる気が出ない」「何をするにも億劫になっている」といった状況が思い当たるなら、それは既に心の老化が始まっているサインで要注意です。
心の老化は、些細なことでイラつく等の感情コントロールができなくなったり、やる気がでない、気持ちの切り替えができなくなる等の症状から始まると言われ、変化の乏しい生活が前頭葉の萎縮に影響していくと言われています。
つまり、脳に刺激ある生活を送ることが、心身のアンチエイジングに繋がっていきます。活動量の低下を実感している人は、まずは一日の歩数を増やし、日々の活動量を高めてみて下さい。もう少し頑張れる人は、脳や身体にたっぷりの血液を送るべく、週2~3回は全身を動かす習慣を作り出してみて下さい。
イキイキはつらつな80歳!わくわくいっぱいの90歳!ルンルンご機嫌な100歳を!!
体力メンテナンス協会は、バランスボールを用いた有酸素運動を通して、生きる為に不可欠な体力を生み出す「体力メンテナンス」というメソッドを広める活動をしています。
体を動かすことは、体のためだけでなく、心や脳にも良い影響があることは既に十分理解していることと思いますが、体を動かすことが困難だったり面倒だったりで、実践できない壁に向き合っている人は多いのではないでしょうか?
忙しくても、時間に囚われず、家の中で有酸素運動ができる簡便さ。気候や天気に左右されず、習慣化しやすいという利点がバランスボールにはあることをご存知ですか?
たとえ1分でも弾むことで、体が目覚めるきっかけを与えることができます。自律神経を整え、体調を整え、睡眠の質を高める刺激となります。やりたいときに、場や時間を問わず、いつでも始めることができるのがバランスボールの魅力です。ご興味ある方、体験したい方は、オンラインでも、対面でも、どこからでもレッスンに参加できます。ぜひお問合せください!