COLUMN

2021.11.25

日々の疲れの正体は「自律神経の乱れ」かも!?「脳疲労」を撃退してクリアな毎日を!

 

朝、スッキリ目覚めることができていますか?
しっかり休んでいるのに、疲れが取れないと感じたりしていませんか?

 

現代人が感じている日々の疲労感。実はこれ、脳の神経細胞にダメージが蓄積するためであることが国内の研究でわかってきています。

脳疲労が生じるメカニズムとは?

 

脳疲労」とは、脳を使いすぎることで脳に活性酸素を蓄積させてしまう状態のことを言います。

 

仕事や家事、育児など、私たちが日常で過度な活動をすると、脳の自律神経中枢では大量の酸素が消費され、自律神経の細胞内で多くの活性酸素が発生します。すると、大量に発生した活性酸素が神経細胞を酸化させ「錆びつきの原因」となっていきます。その結果、自律神経が本来の機能を果たせなくなっていき、こうして生じるのが「脳疲労」です。

 

自律神経は、体の恒常性を保ち、体のバランスを保ちながら健全な体の状態を維持しています。この自律神経が酸化ストレスにさらされ、脳疲労が生じることによって、体の不調を引き起こす引き金になっていきます。

 

そして何よりも注意したいことは、脳疲労が過度になると疲労感さえも感じなくなってしまうことです。疲労感は、あなたの体が発する大切なSOSのサインでもあります。疲労を感じたら、早めに解消していくことが重要です。

 

脳疲労が生じる原因とは?

 

我が国では、一般成人の6割が慢性疲労を抱えているという報告がありますが、なぜこんなに疲労している人が増えているのでしょうか?

 

その原因の一つとして、2009年度に総務省が発表した興味深いデータがあります。その内容とは、我が国で流通している情報量を推定した結果、なんとその情報量は1日にDVD約2.9億枚分にも達するという結果だったそうです。今から10年以上前にこの情報量ですから、今はより莫大なものになっていることが容易に想像できるかと思います。

 

こうして多大な情報にあふれている現代、私たちに求められている判断力や情報処理能力も年々高まっており、脳疲労によって疲れや集中力の低下、気持ちの浮き沈みなど、心身への影響を受けている人も増えています。

脳疲労を解消するおススメの方法!

 

酸化した脳細胞を修復する方法は、その日の夜にしっかり睡眠をとることです。「寝つきがよいと疲労がよくとれる」とよくいわれますが、それは深いノンレム睡眠時に成長ホルモンが分泌されることで、疲労した体の組織が再生されるからです。

 

かつて成長ホルモンは、22時から深夜2時の間が最も分泌量が多いとされていましたが、最近では、成長ホルモンが多く分泌されるのは眠りについてから約3時間、特に「最初の90分間が重要」といわれるようになってきています。つまり、入眠後最初の数時間に深い眠りを得ることが、脳疲労解消のキーとなるのです。

 

疲れているはずなのに眠れない。もしそんな状態が続くようならば、それは体だけではなく、神経も興奮して休まっていない状態です。

 

そんな時は軽い有酸素運動を取り入れてみましょう。軽く体を動かすことで、心地よい疲労感が生まれ、自律神経の働きも正常化していきます。こうして質の良い眠りに繋がり、脳の疲労回復の効果を高めていくことが期待できます。

 

質の良い睡眠を促し、脳疲労を解消したい方はバランスボールをしてみませんか?

体力メンテナンス協会では、バランスボールを用いた運動支援を提供しています。バランスボールに座ってリズミカルに弾む有酸素運動は、たくさんの酸素を体中に循環させ、脳活性を促す有能なエクササイズです。

 

グラグラと揺れる特性は、脳にたくさんの刺激を送ります。「弾んだ後、体も頭もすっきりした!」とよく言われるのは、蓄積していた脳疲労がスッキリ解放された証でもあるのです。

 

睡眠時間が6時間以下の人は集中力や判断力など、著しい脳機能の低下を伴うとも言われています。慢性的な睡眠不足による仕事や日常でのフォーマンス低下は、なかなか気づきにくいかもしれませんが、その放置は脳疲労の蓄積を加速させ、何をしてもうまくいかないといった悪循環のもとにもなりかねません。

 

ちょっと疲れているときは、少し体を動かす。これが良質な睡眠を促し、脳疲労を解消し、いつでもクリアなあなたを作り出していきます。

 

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